Visual Assist X Build 1849

Build 1849

  • Incremental Search中のバックスペースを利用したときの挙動を修正
  • Find Referencesが遅くなる場合があったのを修正

特に大きな変更は無いみたい。小さな Fix のみ。

Visual Assist X って何だ

コードアシスト + リファクタリング を行う VisualStudio のアドイン。Whole Tomato Software, Inc.
ほかにもアドインとしては、Refactor!とかReSharperなどもあるけれど、c++のアシストがかなり多いのが特徴。

言語別で

c# とか VB 等だけ使ってるなら、もちろん IDE は VisualStudio だろうし、VB はともかく*1c# だとまあ、リファクタリングは少しぐらいは可能。しかし、専用のアドインだと、ぐっと楽になります。どれも30日体験版があるので、忙しいとき、今からちょっとコード見直すとか、なんだか直したい、って時に一度入れてみて使ってみるのが良いと思います。

暇なときとか、時間があるときに、テスト用のコードでとかすると、コードの力が弱いので、あまり恩恵は感じられへんかもしれないし、入れていても、害になることは無いと思うので、ある程度の負荷があるときが良いんじゃないかなあ。

VB

VBだと、ReSharper か Refactor!。
ReSharper は30日体験版のみ。製品版は VB エディションが存在するので、ちょっとお安く済ませられるかもしれへん。
Refacter は VS2005, VS2008 と、無償版が紹介されてたんやけれども、今は CodeRush Xpress! として、まとまっているみたい。CodeRush は、コードアシストを行ってくれるアドインで、DevExpress社では、2製品構成になってる。CodeRush + Refacter で、ReSharper 相当になるんかな。現状、どっちも入れてるんで区別ついてないかも。Refacter 単体でも買えるので、リファクタリングのみでええよって場合は、製品としては安いかな。Xpress 版を使い続けることも可能だけれども、こんなの出来ないかな−と Xpress 版で思ってたことが、Pro 版なら出来るという罠も。

以下共通で

購入するときの目安として、ReSharper はバージョンによるサブスクリプション。Refacter, Visual Assist X は、年単位のサブスクリプション。Refacter は、DevExpress 社のコントロール集 DXperience のエンタープライズ版を購入すると一緒についてくる。
VisualStudioギャラリーの評価順では、Visual Assist X, ReSharper, Refactor!。
ReSharper は、インストールした物の、機能がかぶりすぎててすぐ消してもうたんで、Refactor! との差がよくわからないので、好みで選べばいいと思うよ。Refactor! の Code Metrics がお気に入り。
これも踏まえて、どれが好きかはお好みで。

c#

VBと同じ。

c++

Visual Assist X 一択。リファクタリングだけでなく、コードアシストを含めて。機能として、生のc++での開発で必要な部分の壺を押さえてあって、納得の機能が多い。DirectX な人とか、SDK + メイクファイルプロジェクトな人なら、お勧め。いや、すぐにでも入れてみるべきだ。
Refacter は、無償版が Refactor! for C++ としてあるので、無償で行くなら Refacter。UI が c# で、コア部分は Windows SDK とかなら、Refactor! の方が相性良いかもしれない。

最後に

リファクタリングツールは、どれもなれちゃうと 後には引けません。g++だろうがなんだろうが*2VisualStudioです。いきなりIDEで、IDE内で完結した開発のみってのは、個人的にあれですが、コンソールでのビルドツールを使った開発でも、自信がついてくればIDEに移行するのもあるかと思います。
パターンに近づく、離れると言ったリファクタリングを行う場合は、あれですが、日常的なコードを書き下す時において、常にコードの品質が維持されるし、書き方すら変わります。本当。

*1:VBだと、標準でのリファクタリング項目が非常に少ない

*2:emacsにはXrefactoryがあるけれど